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※本記事は2026年10月時点の情報です。制度・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
「本業で培った経験を活かして、副業でキャリアコーチやコーチングを始めてみたい」と考えている会社員の方は少なくありません。一方で、次のような不安から一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
- コーチングを学ぶスクールは数十万円と高額なものが多く、元が取れるのか不安
- 資格を取っても、自分でクライアントを集められる自信がない
- 「卒業後の仕事につながる」というスクールの説明が、どこまで本当なのか知りたい
この記事では、キャリアコーチングサービス「ポジウィルキャリア」を運営するポジウィル株式会社のコーチ養成講座「ポジウィルコーチングスクール」について、公式サイトと特定商取引法に基づく表示をもとに、料金・期間・カリキュラム・認定資格・卒業後の業務委託の条件を整理します。あわせて、コーチング副業そのものの実情も中立的に解説します。
先に結論をお伝えすると、ポジウィルコーチングスクールは「キャリア支援に特化した対話スキルを、ロールプレイ中心で2か月強かけて学ぶオンライン講座」で、卒業後にポジウィルキャリアの業務委託トレーナーへの道が用意されている点が特徴です。ただし、業務委託契約や仕事の提供は保証されておらず、受講料も税込66万円と高額なため、「副業収入を得る手段」としてだけで判断するのは慎重になるべきスクールです。
この記事でわかること
- ポジウィルコーチングスクールのサービス概要と運営会社
- 料金・期間・カリキュラム・開講スケジュール(2026年10月時点)
- ポジウィル認定資格と、卒業後の業務委託トレーナーの条件
- 解約・クーリングオフの規定と、申込前に確認すべき点
- ポジウィルキャリア(キャリアコーチングサービス)との違い
- 会社員がコーチングを副業にするときの実情と注意点
ポジウィルコーチングスクールとは?サービス概要と運営会社
ポジウィルコーチングスクールは、ポジウィル株式会社が運営するオンライン(Zoom)のコーチング・キャリア支援スクールです。公式LPでは「未経験からコーチングが仕事になる実践型スクール」「本業でも、副業でも使える」といった打ち出しをしており、2026年10月時点で募集されているのは「キャリア支援者育成コース」です。
学ぶ内容は、いわゆる「コーチング」だけではありません。公式サイトでは、キャリアカウンセリング(関係構築)・コーチング(問いかけ・内省支援)・コンサルティング(ティーチング、課題設定やPDCA支援)の3つのスキルを土台として、キャリア支援のプロセスを4つのSTEPで体系的に学ぶと説明されています。プログラムは法政大学の田中研之輔教授(キャリア開発論)の監修とされています。
想定されている活用先は、キャリアコーチとしての副業だけでなく、職場での部下との1on1や後輩育成など、本業での対話にも広がっています。運営会社の採用関連記事(2024年9月公開)でも、部下との1on1や同僚からの相談対応が多い人を受講者像として挙げています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | ポジウィルコーチングスクール |
| 運営会社 | ポジウィル株式会社(Posiwill, Inc.) |
| 代表者 | 代表取締役 金井芽衣 |
| 設立 | 2017年8月21日 |
| 所在地 | 東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント 19F(会社概要ページの記載) |
| 主なサービス | ポジウィルキャリア、キャリアの窓口、ポジウィルコーチングスクール、POSIWILL PLUS(メディア) |
| 受講形式 | オンライン(Zoom) |
なお、スクールの特定商取引法に基づく表示ページでは、所在地が「東京都港区虎ノ門3-4-7 虎ノ門36森ビル8階」と記載されており、会社概要ページと異なっています(2026年10月時点)。契約前に最新の表示を確認しておくと安心です。出典:ポジウィル株式会社 会社概要
ポジウィルコーチングスクールの特徴
講義の7割以上がロールプレイの実践型
公式LPによると、講義の7割以上がロールプレイングで構成され、講師から直接フィードバックを受けられます。学習は「事前学習→受講→復習」という1週間3ステップのサイクルで進み、自分の事例を扱う実践練習も取り入れられています。
コーチングは本や動画で知識を得ることはできても、実際に人と対話して練習しないと身につきにくいスキルです。「インプットよりも練習量を重視したい」人には合いやすい設計といえます。反対に、少人数とはいえ受講生同士で話す時間が中心になるため、画面越しに人と話すことに強い抵抗がある方は、無料体験会で雰囲気を確かめてから判断するのがよいでしょう。
「キャリア支援」に特化した内容
一般的なコーチングスクールが目標達成やライフコーチングなど幅広いテーマを扱うのに対し、ポジウィルコーチングスクールはキャリアの悩みを持つ相手を支援することに重心があります。運営会社がキャリアコーチングサービス「ポジウィルキャリア」を手がけており、その現場の支援プロセスをベースにしている点が背景にあります。
また、社内に臨床心理士が在籍しており、カリキュラムとは別に臨床心理士による特別講義、インナーチャイルド勉強会、講義振り返り勉強会なども予定されています。
平日夜・土日の固定クラス制で会社員でも通いやすい
クラスは水曜・土曜・日曜の3つから選ぶ形式です。公式LPに掲載されている第11期(2026年11月開講)のスケジュールは次のとおりです。
| クラス | 期間 | 時間(質疑応答込み) |
|---|---|---|
| 水曜クラス | 2026年11月1日〜2027年1月13日 | 20:00〜21:30(〜22:00) |
| 土曜クラス | 2026年11月1日〜2027年1月16日 | 10:00〜11:30(〜12:00) |
| 日曜クラス | 2026年11月1日〜2027年1月17日 | 10:00〜11:30(〜12:00) |
11月1日(日)10:00〜11:30には全クラス共通のオリエンテーションがあります。講義録画は受講期間中と終了後1か月まで視聴でき、欠席した場合はアーカイブ動画の視聴で代替できるとされています。ただし、ロールプレイ中心の講座なので、録画視聴だけでは得られるものが限られる点は意識しておきましょう。
卒業後に認定資格とトレーナーへの道がある
卒業試験の合格後には、「ポジウィル認定資格」の試験を受験できます。さらに合格して業務委託基準を満たした希望者には、ポジウィルキャリアの業務委託トレーナーとして活動する機会が提供されると説明されています。詳しい条件は後述します。
料金・期間・カリキュラム
2026年10月時点の公式LPに掲載されている「キャリア支援者育成コース」の料金と内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容(税込) |
|---|---|
| コース | キャリア支援者育成コース |
| 受講料(一括) | 660,000円 |
| 受講料(分割) | 月額31,900円〜(24回払い) |
| 入会金 | 55,000円(個別説明会から1週間以内の申込みで無料) |
| 講義数・期間 | 講義10回・約2か月(オリエンテーション・特別講義を含めると約2.5か月) |
| 形式 | オンライン(Zoom) |
| 提供内容 | オンライン講義10回、動画教材、ワークシート、講義動画、Slackコミュニティ(受講期間中) |
| 卒業要件 | 全10回の講義出席と宿題提出(欠席時はアーカイブ視聴で代替可)、最終日に卒業試験 |
| 講師 | 金井建斗氏、杉山真也氏(LP掲載) |
受講料は、運営会社のnote記事(2026年1月公開)で、2026年5月開講の第9期から税込550,000円→660,000円に改定すると案内されていました。また、それまであった「チャットサポートプラン」は第9期から廃止とされています。出典:ポジウィルコーチングスクール公式LP
月額31,900円×24回を単純計算すると765,600円となり、一括払い(660,000円)より総額が高くなります。分割手数料の扱いや「〜」の意味(最低額であるか)は公式LPに明記されていないため、個別説明会で総支払額を必ず確認しましょう。また、2026年10月時点の特定商取引法に基づく表示ページでは販売価格が「500,000円(税込550,000円)」、支払方法が「クレジットカード決済」と記載されており、LPの価格・分割払いの表記と一致していません。契約書面の金額を必ず確認してください。
解約・クーリングオフの規定
公式LPには返金保証制度の記載は見当たりませんでした。特定商取引法に基づく表示ページ(2026年10月時点)では、次のように記載されています。
- 契約書面を受け取った日から起算して20日間は契約を解除できる(クーリングオフ)
- 受講開始前の解約は、解約手数料25,000円がかかる
- 受講開始後の解約は、受講料のうち受講済み講義の割合に応じた金額を支払う
- 受講契約締結後7営業日以内に受講開始案内メールが届き、受領時点で受講開始となる
「受講開始」の時点が講義初日ではなく案内メールの受領時点とされている点は、見落としやすいポイントです。中途解約時の精算方法や入会金の扱いは、契約書面で具体的に確認しておきましょう。出典:特定商取引法に基づく表示
認定資格と卒業後の業務委託トレーナーの条件
「育成から就業まで一貫サポート」という打ち出しの中身として、公式LPでは卒業後の流れが次のように示されています。
- 卒業試験(講座最終日)に合格する
- ポジウィル認定資格の試験を受験・合格する
- 業務委託基準を満たした希望者が、業務委託契約を結ぶ
- 研修を受けたうえで、ポジウィルキャリアの業務委託トレーナーとして活動する
- 活動中は他のトレーナーと相談・フィードバックし合う
注意したいのは、公式LP自体に「オファーは保証されない」「契約しても仕事の提供は約束されない」趣旨の記載がある点です。つまり、受講すれば自動的にトレーナーとして稼げるわけではなく、試験と業務委託基準という二段階の選考を通過した人に機会が開かれる仕組みです。
2026年10月時点で、公式LPには次の情報は掲載されていませんでした。
- ポジウィル認定資格の試験形式・合格基準・受験費用
- 業務委託基準の具体的な中身
- トレーナーの報酬体系・単価、想定される稼働時間
- 卒業生のうちトレーナーとして契約した人の割合
副業収入を目的に受講を考えるなら、これらは個別説明会で必ず質問したい項目です。なお、ポジウィルキャリアの公式サイトでは、トレーナーについて「採用通過率1%未満の審査を通過した専属キャリアトレーナー」と説明されています(スクール卒業生の業務委託との関係は公式で明示されていません)。基準は決して低くないと考えておくのが現実的です。
ポジウィル認定資格は民間資格
ポジウィル認定資格は、同社が独自に認定する民間資格です。公式LPでは、国際コーチング連盟(ICF)など外部団体の認定との関係は記載されていませんでした。また、国家資格「キャリアコンサルタント」とは別物です。キャリアコンサルタントは名称独占資格のため、登録していない人がその名称を名乗ることはできません。名刺やSNSのプロフィールで肩書きを書く際には注意しましょう。
ポジウィルキャリアとの違い
名前が似ているため混同されやすいのが、同じポジウィル株式会社が運営する「ポジウィルキャリア」です。両者は「支援を受ける側」と「支援する側を育てる」という立場の違いがあります。
| 項目 | ポジウィルコーチングスクール | ポジウィルキャリア |
|---|---|---|
| 目的 | キャリア支援・コーチングのスキルを学ぶ | 自分のキャリアについて支援を受ける |
| 形式 | Zoomでのグループ講義・ロールプレイ | 専属トレーナーとのマンツーマン(60分×10〜15回) |
| 求人紹介 | なし | なし(求人紹介を行わないキャリアコーチングサービス) |
| 料金(税込) | 一括660,000円(入会金55,000円) | 539,000円〜1,133,000円(コースにより異なる、入会金55,000円) |
| 無料の入口 | 無料体験会・個別説明会 | 45分の無料体験 |
| こんな人向け | コーチ・キャリア支援者になりたい人、1on1を改善したい人 | 転職するか迷っている人、キャリアの方向性を整理したい人 |
「自分のキャリアの棚卸しをしたい」のであればポジウィルキャリア、「人のキャリア支援をできるようになりたい」のであればコーチングスクール、という整理になります。ポジウィルキャリアのコース料金はキャリアデザイン(3か月・539,000円)、キャリア実現(4か月・767,800円)、年収UP・入社後活躍(6か月・1,133,000円)が掲載されています(いずれも税込、2026年10月時点)。出典:ポジウィルキャリア コース・料金
コーチング副業の実情:資格は必須ではないが集客が最大の壁
スクール選びの前に、コーチング副業そのものの特徴を押さえておきましょう。
コーチを名乗るのに資格は必須ではない
日本では「コーチ」「コーチング」を業として行うための国家資格はなく、資格がなくても活動自体は始められます。民間団体やスクールが発行する認定資格は、一定の学習・実技を積んだことの目安にはなりますが、それだけで依頼が増えるとは限りません。一方で、学んだことを体系的に練習する機会や、同じ志を持つ仲間とのつながりを得られる点は、スクールに通う価値の一つです。
個人で始める場合は集客が難しい
コーチングは形のないサービスで、受ける側も効果を事前にイメージしにくいため、知名度や実績のない個人が最初のクライアントを獲得するのは簡単ではありません。一般的には、知人へのモニターセッション、SNSやnoteでの発信、ストアカやタイムチケットなどのスキルシェアサービスへの出品といった方法で、少しずつ実績を積んでいくケースが多いです。
ポジウィルキャリアの業務委託トレーナーになれれば、集客を自分で行わずに支援の場数を踏める可能性がある点は、個人で始める場合と比べた利点です。ただし前述のとおり契約・仕事量は保証されていないため、「スクールに通えば集客の問題が解決する」と考えるのは避けたほうがよいでしょう。
受講料を回収できるかは慎重に見積もる
入会金を除いても受講料は税込66万円です。仮に1セッションあたりの手取りが数千円程度だとすると、受講料の回収には相当なセッション数が必要になります。副業収入を主な目的にする場合は、「本業の1on1やマネジメントにも役立てる」「自己理解を深める」など、収入以外のリターンも含めて納得できるかで判断するのが現実的です。本業の専門知識をそのまま活かしたい場合は、スポットコンサルのように経験そのものを提供する副業も選択肢になります。
コーチング副業は、初期費用(学習費)が高く、収入化までに時間がかかりやすいタイプの副業です。まずは無料体験会や書籍などで「人の話を聴く仕事が自分に向いているか」を確かめ、そのうえで有料スクールを検討する順番がおすすめです。
ポジウィルコーチングスクールのメリット
キャリア支援の現場を持つ会社のノウハウを学べる
運営会社が実際にキャリアコーチングサービスを提供しているため、理論だけでなく現場の支援プロセスに沿った学び方ができる点は大きな特徴です。公式LPでは支援実績として「50,000人以上」と掲載されています(ページ内の別箇所には「35,000人以上」との記載もあり、集計時点や条件は明示されていません)。
練習量を確保しやすい
講義の7割以上がロールプレイで、講師からフィードバックを受けられる設計です。独学ではなかなか確保できない「人と対話して振り返る」機会が、カリキュラムに組み込まれています。
本業にも活かしやすい
傾聴・問いかけ・課題設定といったスキルは、管理職の1on1、後輩指導、顧客折衝などにも応用できます。副業化がうまくいかなかった場合でも、学びが無駄になりにくいのは利点です。
卒業後の活動の場が用意されている
保証はないものの、認定資格とポジウィルキャリアの業務委託トレーナーという具体的な出口が示されている点は、学んで終わりになりやすいスクールと比べた特徴です。
デメリット・注意点
受講料が高額
一括で税込66万円、分割の場合は総額がさらに高くなる可能性があります。第9期から値上げされた経緯もあり、今後も料金が変わる可能性があります。
業務委託・仕事の提供は保証されない
公式に明記されているとおり、トレーナーとしての契約や仕事量は約束されていません。報酬体系も公開されていないため、副業収入の見通しは立てにくいのが実情です。
決まった曜日・時間の講義に約2.5か月参加する必要がある
卒業要件は全10回の出席と宿題提出です。アーカイブで代替できるとはいえ、繁忙期や出張が多い方は、選んだ曜日に継続して参加できるか事前に確認しましょう。
公式ページ間で表記の不一致がある
2026年10月時点で、LPと特定商取引法に基づく表示で価格・支払方法・所在地の記載が一致していない箇所があります。また、LPには「20〜30代の相談実績No.1」との表現がありますが、根拠となる調査の情報はページ上で確認できませんでした。申込前に契約書面と最新の表示を確認することをおすすめします。
ポジウィルコーチングスクールが向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| キャリア支援に特化したコーチングを体系的に学びたい人 | 短期間で受講料を回収できる副業を探している人 |
| 本業の1on1や部下育成にも活かしたい人 | 確実に仕事を紹介してもらえるスクールを求めている人 |
| ロールプレイ中心で練習量を重視したい人 | 決まった曜日の講義に約2.5か月参加するのが難しい人 |
| ポジウィルキャリアのトレーナーとしての活動に関心がある人 | ライフコーチングやビジネスコーチングなどキャリア以外のテーマを学びたい人 |
| 数十万円の自己投資を、収入以外の価値も含めて判断できる人 | まだコーチングが自分に向いているか分からない人(まずは無料体験から) |
無料体験会から受講までの流れ
STEP1:無料体験会(コーチング実践会)に参加する
公式LPのフォームから申し込めます。プロ講師による聴き方・問い方の基礎レクチャーとロールプレイを体験でき、少人数制とされています。掲載されている日程例では1時間45分程度で、画面・マイクONでの参加が条件です。受講生・卒業生は対象外です。
STEP2:個別説明会で条件を確認する
無料の個別説明会(オンライン)では、プロコーチがカリキュラムや受講の相談に対応します。総支払額、分割手数料、認定資格の試験内容、業務委託基準、トレーナーの報酬体系などはこの場で確認しましょう。入会金が無料になるのは説明会から1週間以内の申込みとされていますが、期限を理由に急いで決める必要はありません。
STEP3:申込み・契約
契約書面の内容(金額、支払方法、解約規定)を確認して申し込みます。契約締結後7営業日以内に受講開始案内のメールが届きます。
STEP4:オリエンテーション・受講開始
開講初日の全クラス共通オリエンテーションのあと、選んだ曜日のクラスで全10回の講義を受講します。最終日に卒業試験があり、合格後に認定資格試験へ進めます。
会社員が副業で使うときの注意点
就業規則で副業が認められているか確認する
受講自体は学習なので問題になりにくいですが、卒業後にポジウィルキャリアの業務委託トレーナーとして活動したり、個人でコーチングを有料提供したりする場合は副業にあたります。勤務先の就業規則で副業が許可制・届出制になっていないか、競業にあたらないかを事前に確認しましょう。詳しくは副業禁止・就業規則の確認ポイントで解説しています。特に人事・採用・人材業界にお勤めの方は、キャリア支援が本業と近い領域になる可能性がある点に注意が必要です。
業務委託の収入は確定申告の対象になりうる
業務委託トレーナーや個人コーチとしての報酬は、給与ではなく雑所得や事業所得として扱われるのが一般的です。給与所得者で副業の所得が年間20万円を超える場合は、原則として確定申告が必要になります(20万円以下でも住民税の申告は別途必要です)。詳しくは副業の確定申告を参考にしてください。継続的に事業として取り組む場合は開業届の提出も検討しましょう。
本業との時間配分を決めておく
受講期間中は講義に加えて事前学習・復習・宿題の時間も必要です。卒業後も、トレーナー活動や個人セッションは相手の都合に合わせた平日夜・週末の稼働になりやすいため、無理のない範囲で始めることが大切です。本業と並行してキャリアの選択肢を広げる考え方についてはパラレルキャリアの記事も参考になります。副業全体の進め方は副業の始め方でまとめています。
よくある質問
Q1. コーチング未経験でも受講できますか?
公式LPは「未経験からコーチングが仕事になる実践型スクール」とうたっており、未経験者の受講を想定しています。不安な場合は、無料体験会でレクチャーとロールプレイを体験してから判断するのがよいでしょう。
Q2. 卒業すればポジウィルキャリアのトレーナーになれますか?
自動的にはなれません。卒業試験・認定資格試験に合格し、業務委託基準を満たした希望者に機会が提供される仕組みで、公式LPでもオファーや仕事の提供は保証されないと記載されています。
Q3. ポジウィル認定資格は国家資格ですか?
いいえ、同社が認定する民間資格です。国家資格の「キャリアコンサルタント」とは異なります。ICFなど外部団体の資格との関係は、公式LPでは確認できませんでした。
Q4. 途中で解約した場合、返金はありますか?
特定商取引法に基づく表示では、契約書面受領日から20日間のクーリングオフ、受講開始前の解約は解約手数料25,000円、受講開始後は受講済み講義の割合に応じた金額の支払いとされています。返金額の計算方法は契約書面で確認してください。
Q5. 教育訓練給付金は使えますか?
2026年10月時点で、公式LPに教育訓練給付制度の対象講座である旨の記載は見当たりませんでした。給付金の利用を前提にする場合は、個別説明会で確認しましょう。
まとめ:収入目的だけでなく「学びの価値」で判断したいスクール
| 項目 | 内容(2026年10月時点) |
|---|---|
| コース | キャリア支援者育成コース(オンライン・Zoom) |
| 料金(税込) | 一括660,000円/分割月額31,900円〜(24回)、入会金55,000円(条件付きで無料) |
| 期間 | 講義10回・約2〜2.5か月(水・土・日クラス) |
| 資格 | ポジウィル認定資格(民間資格) |
| 卒業後 | 条件を満たした希望者にポジウィルキャリアの業務委託トレーナーの機会(保証なし) |
| 解約 | クーリングオフ20日間、受講開始前は解約手数料25,000円、開始後は受講割合に応じて精算 |
| 会社員との相性 | 平日夜・土日クラスで受講しやすいが、費用回収には時間がかかる前提で検討を |
- キャリア支援に特化したコーチングを、ロールプレイ中心で学べる
- 卒業後の業務委託トレーナーは二段階の選考があり、仕事は保証されない
- 受講料は税込66万円と高額で、LPと特商法表示の記載差も契約前に要確認
- コーチング副業は資格不要だが集客が難しく、収入化までに時間がかかりやすい
- 本業の1on1や部下育成にも活かせる点を含めて判断するのが現実的
次にやること:まずは無料体験会で「人の話を聴く仕事」が自分に合うかを確かめ、受講を前向きに考えるなら個別説明会で総支払額・認定資格の試験内容・業務委託基準と報酬体系を質問しましょう。あわせて勤務先の就業規則で副業の可否を確認しておくと、卒業後の動き方をスムーズに決められます。
