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※本記事は2026年10月時点の情報です。制度・サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
コンサルティングファームでの経験がある方や、事業会社で経営企画・新規事業・DX推進などを担ってきた方の中には、「その経験を、副業や独立で活かせないか」と考えている方も多いはずです。ところが、フリーコンサル向けのサービスを調べ始めると、次のような壁にぶつかりがちです。
- サービスが多すぎて、どれが自分に合うのか分からない
- 「月150万円」などの高単価が目に入るが、会社員のまま受けられる案件なのか判断できない
- 本業の守秘義務や競業避止、就業規則に触れないか不安
先に結論をお伝えすると、会社員が副業として現実的に受けられるのは「スポットコンサル」と「稼働率20〜40%程度の低稼働案件」までです。フリーコンサル向けエージェントの案件は稼働率60〜100%(週3〜5日相当)が中心で、これは本業と並行するものではなく、独立後の働き方と考えるのが自然です。本記事では、主要6サービスの稼働率・リモート・報酬の目安・手数料・副業可否を各社の公式サイトで確認できた範囲だけで比較し、「副業ならどこから始めるか」「独立するならどう使うか」を整理します。
この記事でわかること
- フリーコンサル案件サービス6社の違い(運営会社・稼働率・リモート・報酬・手数料)
- 会社員の副業向き/独立向きのサービスの見分け方
- 稼働率と週あたりの時間の目安
- 守秘義務・競業・就業規則・確定申告で気をつけること
副業エージェント全般を比較したい方は副業エージェントおすすめもあわせてご覧ください。
たくみ


フリーコンサル案件サービスは「稼働率」で選ぶのが基本
フリーコンサル向けの案件では、どれだけの時間をそのプロジェクトに割くかを「稼働率」で表すのが一般的です。たとえばINTLOOP株式会社のハイパフォコンサルでは、案件検索の条件として「〜週5(100%)」「〜週4(80%)」「〜週3(60%)」「〜週2(40%)」「〜週1(20%)」という区分を使っています(ハイパフォコンサル公式サイト)。つまり稼働率20%=週1日程度、100%=週5日のフルタイム相当と読み替えると分かりやすくなります。
また、案件ページに書かれている月額報酬は「100%稼働時の単価」として表記されていることがあります。アクシスコンサルティングの案件一覧でも「100%稼働時単価」と明記されています。稼働率50%の案件なら、単純計算で報酬もおおむね半分になると考えておきましょう。高い金額だけを見て判断しないことが、最初のポイントです。
サービスは大きく3タイプに分かれる
- スポットコンサル型:1時間程度のインタビューなど単発で知見を提供(例:ビザスク、コンサルデータバンクのスポット案件)
- エージェント型:担当者が中長期のプロジェクト案件を紹介し、条件調整も代行(例:アクシスコンサルティング、Strategy Consultant Bank、ハイパフォコンサル、HiPro Biz)
- プラットフォーム型:自分で案件に応募し、企業と直接やり取りする(例:コンサルデータバンク)
エージェント型とマッチング型の違いをもう少し詳しく知りたい方は、エージェントとマッチングサイトの違いも参考にしてください。
フリーコンサル案件サービス6社の比較表【2026年10月時点】
各社の公式サイト・公式FAQで確認できた内容をまとめました。掲載案件は日々入れ替わるため、「稼働率」「報酬」は公式サイト上の検索条件や掲載案件の表記例です。公式サイトで確認できなかった項目は「公式に記載なし」としています。
| サービス | 運営会社 | タイプ | 稼働率(公式表記) | リモート | 報酬の目安(公式表記) | 登録者側の手数料 | 副業での利用 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ビザスク | 株式会社ビザスク | スポット中心(業務委託・転職も) | 単発。最短10分〜のスポットコンサル | オンライン・電話など | 公式に記載なし(案件ごと) | 登録から契約まで無料 | 公式に記載なし |
| コンサルデータバンク | KICK ZA ISSUE株式会社 | プラットフォーム(スポット/プロジェクト) | 検索条件は「100%」「スポット」 | フルリモート/一部リモート/出社ありで絞込可 | 検索区分:月100万円〜、時給1万円〜など | 登録料・仲介手数料0円 | 公式に記載なし(匿名登録・非表示企業設定あり) |
| HiPro Biz | パーソルキャリア株式会社 | エージェント(アドバイザー型の業務委託) | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 登録・利用とも無料 | 就業規則で禁止されていなければ利用可(公式FAQ) |
| Strategy Consultant Bank(SCB) | 株式会社Groovement | エージェント(審査制) | 登録時に最大稼働率20〜100%を選択。掲載例は50〜100% | リモート案件中心(常駐案件もあり) | 掲載例:〜120万〜200万円/月。月150万円以上の案件も多数と記載 | 公式に記載なし(案件探しは無料) | 副業・兼業向けの案件も紹介可能と記載 |
| アクシスコンサルティング(フリーコンサル向け案件紹介) | アクシスコンサルティング株式会社 | エージェント | 掲載例:40〜60%、60〜100%、100%(週5日)など | 原則リモート/ハイブリッド/原則オンサイトが混在 | 掲載例:〜100万〜180万円/月(100%稼働時単価) | 公式に記載なし(相談は無料) | 「副業を希望される方へ」との記載あり |
| ハイパフォコンサル | INTLOOP株式会社 | エージェント | 検索条件:週1(20%)〜週5(100%)。FAQでは週5日〜週3日程度のアサインと説明 | リモート案件80%以上と記載(一部リモート含む) | 月120万円超の案件が60%以上と記載 | 登録料無料・成約まで費用なし | 公式に記載なし |
エージェント型サービスの多くは、企業が支払う金額とコンサルタントが受け取る金額の差(マージン)を運営側の収益にしています。今回の6社でも、エージェント型の各社はマージン率を公式サイトで公開していませんでした。手数料を気にするなら、面談時に「提示される報酬は手取りベースか」「支払サイトはいつか」を確認しておくと安心です。
各サービスの特徴と向いている人
ビザスク:会社員が最初に試しやすいスポットコンサル
ビザスクは、企業が業界・職種の経験者に短時間で話を聞く「スポットコンサル」の代表的なサービスです。公式サイトでは国内外のエキスパート数70万人超(2025年2月時点)、年間マッチング数約12万件(2024年3月〜2025年2月)と案内されています。費用は登録から契約まで無料で、謝礼は完了報告日の翌月末日に銀行振込で受け取る仕組みです。スキルの目安は「一つのスキルについて3年以上の経験」とされています。
拘束時間が短く、平日夜や休日に対応しやすいため、本業がある人でも始めやすいのが強みです。一方で依頼は企業側の調査ニーズ次第なので、毎月安定して収入になるとは限りません。仕組みや注意点はスポットコンサル副業とは?ビザスクの仕組みと注意点で詳しく解説しています。
コンサルデータバンク:手数料0円、スポットとプロジェクトの両方
KICK ZA ISSUE株式会社が運営するコンサルタント向けプラットフォームです。公式サイトでは、コンサルタント側の登録料・仲介手数料が0円と明記されています。案件は1時間からのオンライン面談で知見を提供するスポット案件と、1か月以上の中長期で参画するプロジェクト案件があり、自分で応募して企業と直接やり取りします。
ただし案件検索の稼働率の選択肢は「100%」と「スポット」の2つで、プロジェクト案件はフルタイム参画を想定したものが中心と考えられます。会社員ならスポット案件を中心に使い、独立を検討する段階でプロジェクト案件を見るという使い分けが現実的です。匿名登録や、プロフィールを表示させたくない企業の設定ができる点は、勤務先との関係を気にする人にとって安心材料になります。詳しくはコンサルデータバンクの評判・使い方をご覧ください。
HiPro Biz:事業会社での経験をアドバイザーとして活かす
HiPro Bizは、パーソルキャリア株式会社が運営するプロ人材向けサービスです。企業の経営課題に対して、経験豊富な個人をアドバイザーなどとして提案する仕組みで、新規事業・人事・システム・営業マーケティング・研究開発・生産など幅広い分野を扱っています。公式サイトではプロ人材登録数38,000名(2025年6月末時点)、取引社数4,500社と案内されています。
契約の形は、支援先企業から同社が業務を受託し、同社と個人が業務委託契約を結ぶ形です。公式FAQでは、個人側の登録料・利用料は無料で、就業規則で副業が禁止されていない場合は副業としても利用可能と明記されています。稼働日数や報酬の目安は公式サイト上では公開されていないため、案件紹介の際に確認しましょう。コンサルファーム出身者に限らず、事業会社で専門領域を持つ人が候補になりやすいサービスです。
Strategy Consultant Bank:戦略・業務系の上流案件が中心
Strategy Consultant Bank(SCB)は株式会社Groovementが運営する、フリーコンサル向けの案件紹介サービスです。公式サイトによると、登録コンサルタント数2,000名突破、累計紹介案件数10,000件突破、取引企業数400社突破(いずれも2026年9月時点)で、案件は戦略・業務系の上流案件が8割を占めるとされています。登録は面談による審査制です。
登録フォームで最大稼働率を20%から100%の範囲で選べるほか、公式サイトには「副業や兼業の方にも柔軟な案件をご紹介可能」との記載があります。ただし掲載中の案件例は稼働率50〜100%が中心で、単価も月120万〜200万円程度と、ファームでの上流経験を前提にした案件が多い印象です。なお、IT系コンサル出身者向けには姉妹サービス「ICB」が案内されています。
アクシスコンサルティング:転職支援の実績を背景にしたプライム案件
コンサル業界の転職支援で知られるアクシスコンサルティング株式会社も、フリーコンサル向けの案件紹介サイト(free-consul.biz)を運営しています。公式サイトでは、事業会社からのプライム(直請け)案件やコンサルファームとの直接取引が多いこと、利用企業5,000社・約8,000件を超える案件実績があることが紹介されています。
掲載案件を見ると、稼働率は「40〜60%」「60〜100%」「100%(週5日)」など幅があり、報酬は「〜150万円/月(100%稼働時単価)」のように表記されています。トップページには「フリーランス・業務委託・副業を希望される方へ」との記載がありますが、実際の案件は週2〜3日以上の稼働が中心です。フリーランスと正社員の両方のキャリア相談ができるため、独立するか転職するか迷っている段階の人に向いています。
ハイパフォコンサル:稼働率で絞り込める案件数の多いサービス
ハイパフォコンサルは、2022年に東証グロース市場へ上場したINTLOOP株式会社が運営するフリーランスコンサルタント向けの案件紹介サービスです。公式サイトでは全登録者数57,000名以上、月120万円超の案件が60%以上、リモート案件が80%以上(一部リモートを含む表示)と案内されています。
案件検索で「〜週1(20%)」から「〜週5(100%)」まで稼働率を指定できるため、低稼働の案件があるかを自分で確認しやすいのが特徴です。ただし公式FAQでは、アサインは週5日フルコミットから週3日程度までと説明されており、週1〜2日の案件は多くないと考えておくのが無難です。報酬は最短で稼働月の翌月15日に支払われると案内されています。PM・PMOやIT系コンサルの経験がある人には選択肢が広いサービスです。
会社員の副業で現実的なのは「スポット・低稼働」まで
ここまで見てきたように、フリーコンサル向けサービスの掲載案件は、稼働率60〜100%の中長期プロジェクトが中心です。週5日働いている会社員が、本業とは別に週3日以上のプロジェクトに入ることは、時間的にも就業規則のうえでも現実的ではありません。整理すると次のようになります。
| 働き方 | 稼働の目安 | 会社員の副業との相性 | 主なサービス |
|---|---|---|---|
| スポットコンサル | 1回あたり1時間程度の単発 | ◎ 平日夜・休日でも対応しやすい | ビザスク、コンサルデータバンク(スポット) |
| 低稼働のプロジェクト | 稼働率20〜40%(週1〜2日相当) | △ 本業の勤務時間外で収まるかを要確認 | ハイパフォコンサル、SCB、HiPro Biz(いずれも案件次第) |
| 中〜高稼働のプロジェクト | 稼働率60〜100%(週3〜5日相当) | × 独立後の働き方として検討 | アクシスコンサルティング、SCB、ハイパフォコンサル、コンサルデータバンク(プロジェクト) |
注意したいのは、「稼働率20%」でも平日日中の会議参加を求められる案件があることです。クライアントの定例会議が平日の昼に設定されていると、本業の勤務時間と重なってしまいます。低稼働案件を検討するときは、稼働率の数字だけでなく「会議の曜日・時間帯」「連絡への対応時間」「出社の有無」まで確認しましょう。
月の収入イメージは「100%稼働時単価×稼働率」で計算する
例として、100%稼働時単価が月150万円の案件に稼働率20%で入ると、単純計算では月30万円程度になります(例:150万円×20%。実際の条件は案件・交渉によって異なります)。スポットコンサルは1回ごとの謝礼で、依頼がなければ収入はゼロです。副業としての収入目標を立てるなら、まずスポットで実績と相場感をつかみ、その後に低稼働案件を探す、という順番がリスクの小さい進め方です。
目的別:どのサービスから使うべきか
本業を続けながら月数万円〜の副収入を得たい
まずはビザスクやコンサルデータバンクのスポット案件に登録し、経歴を細かく書いておくのがおすすめです。スポットコンサルは「誰が呼ばれるか」がプロフィールで決まるため、担当した業界・業務・期間・規模を具体的に書くほど依頼につながりやすくなります。1回あたりの拘束が短いので、本業の繁忙期とも調整しやすいです。
週1日程度で継続的な案件に関わりたい
HiPro Bizは公式FAQで副業利用について明記しており、ハイパフォコンサルは稼働率20%で検索でき、SCBは登録時に最大稼働率を選べます。いずれも低稼働の案件が常にあるわけではないため、複数に登録して「週1日・夜間中心で対応できる案件があれば紹介してほしい」と条件を明確に伝えておくのが現実的です。
数か月以内に独立したい
独立を前提にするなら、稼働率60〜100%の案件を扱うアクシスコンサルティング、SCB、ハイパフォコンサルなどのエージェント型を2〜3社併用し、案件の空白期間を作らないことが大切です。退職前の面談で案件の見込みを確認しておくと、独立後のスタートが切りやすくなります。退職から開業までの手続きはフリーランスの開業準備と退職手続きで解説しています。



注意点:守秘義務・競業避止・就業規則を必ず確認する
コンサル副業は「自分の経験・知見」を売る仕事なので、本業の情報との線引きがほかの副業以上に重要です。トラブルを避けるために、次の3点を必ず確認しましょう。
守秘義務:本業や過去のクライアントの情報は話さない
現在の勤務先はもちろん、前職や過去のクライアントについても、秘密保持契約や就業規則上の守秘義務が退職後も続く場合があります。スポットコンサルで求められるのは「業界の一般的な構造や、経験から得た見方」であり、具体的な顧客名・未公表の数値・社内資料の内容ではありません。上場企業の未公表情報に触れる立場にある人は、インサイダー取引規制の観点からも、話してよい範囲を慎重に判断してください。
競業避止:本業の競合企業やクライアントの案件は避ける
厚生労働省のモデル就業規則(令和7年12月版)では、副業・兼業を原則認めつつ、労務提供上の支障がある場合、企業秘密が漏洩する場合、会社の名誉や信用を損なう場合、競業により企業の利益を害する場合には、会社が禁止・制限できるとしています(厚生労働省 モデル就業規則)。コンサル副業はこの「企業秘密」「競業」に該当しやすい性質があるため、本業と同じ業界の企業、本業の取引先・競合からの案件は原則避けるのが安全です。匿名登録や非表示企業の設定ができるサービスでも、案件内容そのものが競業にあたれば問題は解決しません。
就業規則:副業の届出・許可制を確認する
会社員の副業を全面的に禁止する法律はありませんが、多くの会社は就業規則で届出制や許可制をとっています。とくにコンサルティングファーム在籍中の人は、独立性や利益相反の観点から副業に厳しいルールを設けている会社もあります。登録前に就業規則を確認し、必要なら届出を済ませておきましょう。詳しくは副業禁止・就業規則の確認ポイントで解説しています。なお、公務員は国家公務員法・地方公務員法で副業が制限されています。
- 就業規則の副業規定(届出・許可・禁止事項)を確認した
- 本業・前職の秘密保持契約や競業避止の誓約内容を確認した
- 本業の競合・取引先からの案件は受けないと決めた
- 会議や連絡が本業の勤務時間と重ならないか確認した
報酬を受け取ったら:確定申告・住民税・インボイス
フリーコンサル案件の報酬は、多くの場合「業務委託」の報酬です。給与とは扱いが異なるため、税金の手続きを自分で行う必要があります。
副業所得が年20万円を超えたら確定申告
給与を1か所から受け取り、年末調整を受けている会社員は、給与以外の所得(収入から経費を引いた額)が年20万円を超えると所得税の確定申告が必要です(国税庁 No.1900)。20万円以下でも住民税の申告は必要で、医療費控除などで確定申告をする場合は副業の所得も含めて申告します。スポットコンサルの謝礼は1回あたりの金額が比較的大きいこともあるため、受け取った金額を月ごとに記録しておきましょう。詳しくは副業の確定申告(20万円ルール)をご覧ください。
住民税の徴収方法で会社に気づかれることがある
住民税は給与以外の所得も合算して計算され、通常は本業の給与から天引き(特別徴収)されます。そのため副業の所得があると、会社が把握する住民税額が増えます。業務委託の報酬(雑所得・事業所得)であれば、確定申告書の第二表で「自分で納付(普通徴収)」を選ぶことができますが、扱いは自治体によって異なる部分もあるため、不安な場合はお住まいの自治体に確認してください。もっとも、就業規則で届出が必要な会社では、隠すよりも正しく届け出るのが基本です。
インボイス登録を求められるか確認する
取引先が法人の場合、適格請求書発行事業者(インボイス)の登録の有無を確認されることがあります。登録するかどうかは売上規模や取引先の意向によって判断が分かれます。小規模事業者向けの2割特例は個人の場合2026年分までで、2027・2028年分は3割特例が設けられる予定です。登録の要否は面談時にサービス側へ確認し、判断に迷う場合は税理士に相談しましょう。
登録から案件参画までの流れ
エージェント型サービスの一般的な流れは次のとおりです。スポットコンサル型は、面談を挟まずにプロフィール登録後すぐ依頼を待てるケースもあります。
- 就業規則・守秘義務の確認:副業の可否と、扱ってはいけない業界・企業を整理する
- 無料登録:経歴(業界・テーマ・役割・期間)を具体的に入力する
- 担当者との面談:希望稼働率、対応できる曜日・時間帯、リモート可否、希望単価を伝える
- 案件紹介・企業との面談:業務範囲、会議の時間帯、成果物、契約期間を確認する
- 契約締結・参画:契約書の秘密保持・競業・再委託の条項を読み、支払サイトを確認する
2024年11月に施行されたフリーランス・事業者間取引適正化等法により、発注者には取引条件の明示や、原則として受領から60日以内の報酬支払いなどが求められています。条件があいまいなまま作業を始めないよう、書面やメールで条件を残しておきましょう。
よくある質問
Q. コンサルファーム出身でなくても登録できますか?
サービスによって異なります。SCBは面談による審査制で、ファームでの戦略・業務系の経験を前提にした案件が中心です。一方、ビザスクやHiPro Bizは事業会社での実務経験を活かす前提のサービスで、ビザスクは一つのスキルについて3年以上の経験を目安としています。ファーム経験がない場合は、スポットコンサルやHiPro Bizから検討するのが現実的です。
Q. 週1日程度の案件は本当にありますか?
ハイパフォコンサルは稼働率20%(週1相当)で検索でき、SCBも最大稼働率20%から登録できますが、掲載案件の多くは稼働率50%以上です。低稼働案件は数が限られるうえ、時期によって変動します。複数のサービスに登録して条件を伝えておき、紹介を待つのが基本です。
Q. 手数料(マージン)はいくら引かれますか?
コンサルデータバンクはコンサルタント側の登録料・仲介手数料0円、ビザスクとHiPro Bizは個人側の利用料無料と公式に案内されています。エージェント型の各社は、企業の支払額との差額(マージン)の割合を公式サイトで公開していません。提示される金額が自分の受け取り額かどうかを面談で確認しましょう。
Q. 副業で受けた報酬は会社にバレますか?
住民税額の変化などから会社が気づく可能性はあります。業務委託の報酬なら確定申告で住民税を「自分で納付」にできる場合がありますが、確実に知られない方法はありません。就業規則で届出が必要なら、正しく届け出たうえで副業するのが最も安全です。
Q. 匿名で登録できるサービスはありますか?
コンサルデータバンクは、公式FAQで氏名や経歴を公開するかどうかを選べること、プロフィールを表示させたくない企業を設定できることを案内しています。ただし、案件に参画する段階では契約のために実名での手続きが必要になると考えておきましょう。
まとめ:副業はスポットから、独立は高稼働エージェントで
フリーコンサル案件サービスは、案件の稼働率によって「副業向き」と「独立向き」がはっきり分かれます。会社員のうちはスポットコンサルと低稼働案件で実績と相場感をつかみ、独立を決めたら高稼働案件を扱うエージェントを併用する、という段階的な使い方がおすすめです。
- 稼働率20%=週1日、100%=週5日相当。報酬は「100%稼働時単価×稼働率」で考える
- 会社員の副業ならビザスク・コンサルデータバンクのスポット案件から始める
- 週1日程度の継続案件はHiPro Biz・ハイパフォコンサル・SCBに条件を伝えて探す
- 稼働率60〜100%の案件は独立後の選択肢。エージェントを2〜3社併用する
- 守秘義務・競業避止・就業規則を登録前に確認する
- 副業所得が年20万円を超えたら確定申告、20万円以下でも住民税の申告を忘れない
次にやること:まずは就業規則を確認し、スポットコンサルのプロフィールを作るところから始めましょう。コンサル以外の選択肢も含めて副業サービスを比較したい方は副業エージェントおすすめ、副業の全体像を押さえたい方は副業の始め方をご覧ください。
※税金の個別の判断は、税務署・税理士にご確認ください。









